何度救われていたのだろう
しかししばらくして、その意味が分りました。私はクラスの男子にからかわれる笑い者のような人間で、毎日が絶望的でした。
休み時間は彼らが私を馬鹿にする絶好のチャンスだったのです。彼女は私がつらい思いをしないように休み時間のたびに連れ回していたのです。そう知ったのは彼女が風邪で学校を休んだ日のことでした・・・。ありがとう。
(H/女/16歳)
茶髪のひと
正直いやだなと思ったら、すぐ隣のマンガを読んでいた茶髪のひとが降りたので、妊婦さんはそこに座ることができ、私もホッとしました。
しばらくして私も下車したのですが、そこでさっき降りたはずの茶髪のひとが、隣の車両でつり革につかまってマンガを読んでいるのを見ました。なかなかやると思いました。
(高校生/女/17歳)
犬が死んだとき
電話で伝えたある一人の友だちは、「やだ〜!」と言って泣いてくれ、私の家までわざわざ来てくれた。花と線香とドッグフードを持って。あの時の嬉しさは一生忘れない。
(あき/女/19歳)
高校生
私が席を譲ろうと思ったら、男子高校生が「ここ、どうぞ」といってさりげなく席を立ち、彼はそのままドアの前に立っていました。
高校生って、通路に座ったり、騒いだり、化粧をしていたりというイメージしかなかった私は、「おおおーっ」とすごく嬉しくなりました。あんた、きっと将来いい男になるよ。
(daridari/女/28歳)
自慢の仲間
すると、午前零時をすぎた頃に友達がいいました。「もう日もかわって主役じゃなくなったよ。ただの飲み会になったから役目は終わりだよ。次は帰りを待っている彼氏にお祝いをしてもらいな。」
5年たった今でも、その友達のやさしさを思い出すと涙がでます。
(真夜/女/25歳)
一生忘れない
私は起き上がることができませんでした。スカートもめくれあがって人だかりができました。そのとき一人の女子高生が走ってきて、真っ先にめくれあがったスカートを直してくれました。
女ですもの、ありがたかったです。お礼をいうこともできなくて悔やんでいます。あの時の女子高生に感謝の気持ちでいっぱいです。一生忘れられません。
(まさき/女/25歳)
女の子の傘
とてもさみしい気持ちがこみ上げてきて、「びしょぬれになってやる!」と雨の中を走りもせずに、私はトボトボと歩いていた。
すると突然「大丈夫ですか?」という女の子の声。そして傘の中に入れてくれた。その子は家が近いので、私を最後まで送ってくれた。ありがとう。私は嬉しくて家に入ってから泣いてしまったの…。
(アリス/女/17歳)
三人の中学生
そんな私を助けおこしてくれたのは、三人の中学生の男の子だった。バイクと私を運んでくれて、何度も「大丈夫ですか?」と言ってくれた。思わず泣いてしまった。
読んではくれてはいないだろうけど、もう一回お礼を言わせてください。ほんとにありがとね。
(ちえ/女/21歳)
ありがとう
誰か席を譲ってくれないかなと思っていると、目の前にいた小学生の男の子が「どうぞ」と言って譲ってくれました。私が「ありがとう」言うと「どういたしまして」とハキハキと答えてくれ、とても気持ちのいい子だなと思いました。
大人たちは見て見ぬふりだったのに、いまどきこんないい子がいるんだなとうれしくなりました。あの時の男の子にありがとうって言いたいです。
(あっちゃん/女/31歳)
また頑張れる
まだ二十歳過ぎの青年の元気で明るい笑顔とわずかな会話にずいぶん心を救われ、この一週間また頑張ろうと思えたのです。息子と歳が近いこともあり、自分や友人の例を挙げて「僕たちの年齢にはよくあること、いろいろあってもやっぱり親は大切…」と言ってくれました。
それを聞いたときにはスーッともやが晴れて気持ちが穏やかになるのを感じ、「ありがとう」といいながら心の中で深ぶかと頭を下げていました。「あぁこの子が来てくれて本当によかった」私にとってこの青年は人間の価値観まで変えてくれたかけがえのない人となりました。
(soul pilot/女/50歳)