コンビニのおばさん
その中でも特に思い出すのが「ふかだ」さん。お会計を済ませると必ず「いってらっしゃい、気をつけてね」と声をかけてくれる人でした。その笑顔の温かさから、きっと彼女もお母さんなのだろうと思いました。でも彼女は早朝から働いているのだから、自分の子供をそう見送ることはできなかったんじゃないかと思います。
私は卒業式の朝もそのコンビニに寄り、毎朝見送ってもらったお礼としてふかださんに小さな花束を渡しました(驚いていました)。ひとりひとりのお客さんを大切にするふかださん、素敵でした。
(チャリ通/女/20歳)
社長
ベロベロに酔っても、ミスをしても、言ってることがよくわかんなくても、最後にはいつも「大丈夫」って言ってくれてありがとう。
でもわがままだけど、私だけの社長じゃないけど、若くてかわいい女の子が新しく入っても、あんまり優しくし過ぎないでください。
(くー/女/25歳)
バスの運転手さん
そんなに痛くなかったのですが、乗り合わせていた知り合いのおばさんが「大丈夫?大丈夫?」と心配してくれ、運転手さんも「ごめんね、大丈夫?」と気遣って下さったので、なんだか少し泣いてしまったのです。
次の日、学校から帰ると、母が「今日、バスの運転手さんが来られて、お見舞いだとノートを下さったよ」とのこと。「元気に学校に行ってて安心しました」とお帰りになったそうです。田舎とはいえわざわざ家を探して来てくださったので、幼な心にもなんとも申し訳ないような、それでいて温かいものを感じました。あれからお会いすることもなく、きちんとお礼を言えなかったのが心残りです。
(あろこ/女/42歳)
手
ある日の朝礼後、彼女が皆の見ていないところで自分の握りこぶしを出して「力いっぱい握ってストレス発散していいよ」と言ってくれました。
ストレスのはけ口を見つけられず壊れそうになっていた私は、彼女の優しさに救われてもうちょっと仕事を頑張ってみようと思いました。私も人の気持ちがわかる優しい人間でありたいです。
(にゃほ/女/24歳)
係長
けれども係長からは、「もうするなよ」の優しい一言だけだった。その係長の一言が効いた。
今思うと怒鳴った上司が、係長に慰めるように言ってくれていたのかな。本当にありがとうございます。
(みどり/女/32歳)