大都会の見知らぬ人
その朝、通りかかりの見知らぬ人がただ一言「Be all right, my friend!」と声をかけてくれた。
冷たい街で出会ったそんな形の優しさが、見失っていた立ち上がる力を思い出させてくれた。BE ALL RIGHT MY FRIENDS(応援しています)!
(wild-moon/男/32歳)
痛いくらいの善意
何とか引きずり出してもらった私はヘタリ込んでいました。するとその車の方が病院まで乗せてくれ、親がくるまで傍にいてくれました。名前をうかがっても「よかったね」とだけ言って立ちさられました。
警察には私が悪いと説明をしても、結局その車がいけないことになりました。申し訳なさとともに、私を助けてくれたその純粋な善意を思うと、いまでも泣きそうになります。
(me/女/26歳)
妊娠中に
でも誰も席を譲ってくれたことはありませんでした。そんなある日、1人の女性が「どうぞ・・・」と、するとすかさず他の男性も「私が・・・」と席を譲ってくれました。
毎日しんどくて、みんな冷たいなぁと思っていた頃だったので、思いがけず席を譲ってくれた2人にスゴク感激しました。私もさりげなく人に優しくできる、そんな人になりたいなと思いました。
(ルナルナ/女/28歳)
くさった畳
1年たってから、小綺麗なワンルームへうつることにした。引越しの当日、万年床をあげてびっくり。畳が完璧にくさっていたのだ。
しぶしぶ事情を告げにいくと、老夫婦はこう言った。「そのまま黙っていくこともできたのに、ありがとうね、あんたはいいこだね」と。このふたりには、いつまでも幸せでいてほしいと心から願った。
(教師/男/31歳)
暴走族が
私は本当に気持ちが悪くて下をむいていました。するといきなり肩をたたかれて、顔をあげると特攻服を着た15〜17歳くらいの綺麗な女の子が「具合悪いのか?」と聞いてきました。
私はビックリして無言だったけれど、その人たちは私を家の近くの駅まで送ってくれました。暴走族をやっていても、心が綺麗な人はたくさんいるんだなと思いました。背中に「龍鬼桜」って刺繍。何て読むんだろう。
(一般人/女/16歳)
シルバーシート
普通はそう言われたら、その場の雰囲気も、せっかく譲ったひとも気分が悪くなるだろうなと思いました。
しかしその人は、オバサンに失礼でしたと謝ってその場をおさめました。なんて素晴らしい人なんだろうと思い、今でも忘れることができません。
(やまごん/男/23歳)
病気のおかげで
引越も多くて、いろいろな場所で倒れてきましたが、しらんぷりされたことはありません。必ず誰かが家で休ませてくれたり、救急車を呼んでくれたりしました。
若い子も、おじさんも、おばさんも。テレビでは悪いニュースばかりだけど、やさしい人は本当に世の中にたくさんいます。
(高菜ご飯/女/29歳)
イギリスの紳士
すると中年の男性が私達に何かを言い、いきなりスーツケースを運び出したのです。行き交う人でいっぱいにも関わらず、その男性は私達を助けてくれたのでした。そしてお礼を言う間もなく、すぐに去って行ってしまいました。
ずっとそのことが気になっています。顔ももうあまり覚えていないけれど、会えたらこう言いたいです。Thank you so much for carrying our luggage.
(ANN/女/21歳)
あめ
ある日、地下鉄で帰宅しようとしてホームのベンチに座っていると、見知らぬお婆さんが飴をくれました。その時の私の顔色がよほど悪かったのか「頑張ってね」と言われました。
結局体調を崩して退職しましたが、今でもあのお婆さんの優しさは忘れません。
(sim/男/26歳)
笑顔
車椅子に乗せられ、「これからしばらく大変だなぁ…」と暗い顔をしていたら、同じように車椅子に乗ったおばあさんが通りかかりました。
するとそのおばあさんは、私にニッコリと微笑みかけてくれたのです。おばあさんには両足がありませんでした。こういう方が本当に幸せな方なのだと、その時感じました。
(チャコ/女/39歳)