20枚の百円玉
お兄ちゃんは無職で全然お金を持っていなかったので、私は借りる気は全くありませんでした。ただ話を聞いてもらいたかったのです。話し終わるとお兄ちゃんは隣の部屋から何かを持ってきて、私に差し出しました。
受け取ると20枚の百円玉でした。そして「これで何日かは大丈夫でしょ」と言ってくれた。それから「俺がなんとかしてあげる」と仕事を始めてくれました。お兄ちゃん、ありがと。
(黒猫/女/22歳)