- 伝えたい5 -

みなさんへ


体験談を読んでいてとても悲しくなりました。みなさんの身体はつらいと思います。大事な大事な、何にも代えられないみなさんの身体。将来は赤ちゃんを育てていく身体を大事にしてあげてください。

私はひどい拒食で生理が止まり、もう妊娠はできないと言われました。あまりのショックに過食に走りましたが「やれるだけの事はやろう」と気持ちを強く持ち、過食を抑えました。今は希望をもって不妊治療をしています。

つらい治療なのでストレスで過食をしそうになりますが、この腕に赤ちゃんを抱きたい一心で我慢しています。強い気持ちを持つのはとても苦しいことですが、誰でも強い気持ちを持てると思います。要は最初の一歩の踏み出しなんだと思います。

(あやや/女/22歳)

モドル

もう痩せなくていいんだよ


45キロから34キロまで体重が落ち、精神的にも体力的にも限界になっていたある日。親に連れて行かされたケーキ屋さんで食べた一口のケーキ。拒食症だった私が口にした、3ヶ月ぶりの甘い食べ物だった。

「おいしい」と心から言葉が出た。「世の中にこんなおいしいものがあったんだ」と呟いた私に親は言った。「これからはこんなお菓子、いっぱい食べてもいいんだよ。秋奈はもう痩せなくてもいいんだから。早く元気になって、友達とたくさんおいしいもの食べに行っておいで。」

その瞬間、私の中にあった「痩せたい」という気持ちがすーっと消えた。「もう痩せなくてもいいんだ」その言葉を聞いて涙が止まらなかった。摂食障害で苦しんでいるみなさん。あなたも、もう痩せなくていいんだよ。

(秋奈/女/14歳)

モドル

過食症の人達へ


私はストレスで過食症になりかけていました。だけど私を救ってくれたのはある雑誌に載っていた言葉でした。まず過食をしそうになったら、テレビゲーム、ジグソーパズルなど手を使うことをしてみて下さい。

たとえば30分テレビゲームをしたとして、それでも過食をしたくなったらしましょという風に。

もしこの方法で一時的過食がなくなって、自信がつきはじめた所でまた過食をしてしまったとしても、進歩や向上というものは一歩進んで二歩さがるぐらいなんだ、ということを思い出して下さい。私はこの言葉で救われました。

(ゆうこ/女/14歳)

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独りじゃない


私は一人暮らしで無茶な食事制限をし、その反動で過食してしまいます。泣きながら無理矢理、口に指をつっこんだりしてたけれど、いつも吐けません。私は思います。過食は悪いことじゃないんです。体が栄養を欲してるからこそ、食欲が湧くのです。

食べ過ぎても絶対死ぬことはありませんよ。確かにちょっと丸くなったんじゃない?とか言われるとショックだけど、だからといって、太った自分を嫌いになる人なんていないんです。どんな状態でも、自分を愛してくれる人は必ずいます。

最近私が心がけているのは、食事を我慢したら、その次の食事には食べたい物をたべます。その食べたい物に期待を持って我慢すると、食べた時の快感も倍増し、よしこのペースを保てるぞと、自信もついてきます。ただ我慢するだけでなく、期待を持ちましょう。

(ちょこ/女/20歳)

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若いときの無理なダイエット


17歳から過食とつきあっています。きっかけは、転校のストレスと、母が見つけてきた絶食式のダイエットセミナーに参加したことだと思います。ダイエットに成功して10キロ落ちた頃から過食が始まりました。吐くほど食べて、次の日には絶食。どんどん増えていく体重に怯えていました。

学校にもいけなくなり、結果的には短大を卒業できましたが、ぎりぎりの出席日数でした。短大を出てからは、週に3回の過食、絶食、リストカット、薬のまとめ飲み、セックス依存、買い物依存、などで心身ともにぼろぼろでした。今私は30歳ですが、29歳の時に太るのが嫌で酒に逃げ、アルコール依存症となり治療中です。

酒に逃げられなくなってとても辛い日々です。今は拒食ぎみで、過食はおさまっていますが、いつ再発するか、自分でもわかりません。とても辛いです。この病気の治療は、病んだ時間とおなじくらいの時間がかかります。たくさんの人が悩んでいると思いますが、気長に問題に取り組むしかないと思います。みなさん、若いうちの苦しいダイエットは後の人生まで狂わせてしまいます。どうか焦らないで取り組んでください。

(きょうこ/女/30歳)

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きっと変われる


厳しい食事制限の反動で過食症になった私。どんなに食べても満足できない。味より量。もう一生普通に食事を楽しめる日なんてこないと諦めてました。

けれど、ちょっとしたきっかけから歩く楽しさを覚え、毎日50分のウォーキングを始めたんです。そしたら気持良い空腹感と充実感で過食の頻度が激減。過食しても許せるゆとりができました。

過食症で苦しんでる方、何かひとつでも自分の体に優しいことを始めてみてください。きっと今より前に進めると思います。

(あやこ/女/21歳)

モドル

脱出


過食症になってから2年が過ぎます。過食するたびに自分が壊れそうで怖い。過食症になってからもう10キロ以上増えた。きっかけは偽りのない愛情が欲しくて無理な減量をしたから。こんな自分を愛して欲しかった。

そのうち拒食症になり、現在では過食症に。病気になって分かったことがたくさんある。素直に自分を表現すればいいんだってこと。言葉の大切さも知った。

過食症で悩んでいる人に伝えたい。過食症っていうことを勇気を出して伝えること。すごく楽になります。そして自分を見つめ直すことができます。口で言うのが嫌なら手紙でもメールでもいいのです。相手は理解してくれるはずです。ひとりで悩まないで。

(ミント/女/21歳)

モドル

あせらないで下さい


わたしは小学校4年生の時に、1回目の拒食症になりました。それからはなんとか治っていました。でも中学校に入学してテストなどいい点数をとらないと...と追い詰められてしまい2年生になってまた拒食症になってしまいました。

150センチで27キロになって入院することになりました。なんとか退院して今は過食です。うまく吐けなくてどんどん太ってしまいます。とっても苦しくてすぐ落ち込んでしまいます。でも先生やお母さん達に助けてもらってます。

だから拒食で我慢してきたし、そうじゃないかたもいろいろ苦しんできたんだから、好きなだけ食べてほしいです。がまんしないでほしいです。いつかきっと治るからです。

(ちぇりー/女/14歳)

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抱きしめて上げたい


過食嘔吐で苦しんでいる皆さんを思いっきり抱きしめて上げたいです。私も経験者ですから皆さんの苦しみや悩みが痛いほど分かります。ですけれど安心してください。過食嘔吐は必ず治ります。私がその見本です。

時間は掛かりますが、私の場合は心療内科に行き、抗鬱剤、精神安定剤等の処方を受けています。今でもカウンセリングを続けています。最終的には皆さんご自身の精神面に余裕を持つ事が出来たならばです。

その時にはもう一人の自分を客観的に見られます。私は一体何をしているんだろうと気付けば必ず治ります。自分自身をもっともっと可愛がって、大切にして下さい。

(ドナルド/女/--歳)

モドル

拒食と過食


私は今年26歳になります。高校の時からダイエットの繰り返しで、食べたら吐くと言うことを覚えました。18歳から23歳まで拒食症と過食嘔吐の繰り返しで生死をさまよったこともあり、入退院の繰り返しでした。

一番女性として輝くこの時期を拒食と過食で過ごしてしまった後悔はあります。痩せっぽちな私は魅力的とはお世辞にも言えない状態でした。でも家族と友人がいたから、乗り越えられたと思います。

拒食症は一歩間違えればもう二度と以前の自分には戻れない恐ろしい病気です。それは脳の働きをストップさせてしまうからです。ダイエットは自分に輝きを増してあげる為のステップ。ゆっくりで良いのだと思います。

(ジュリ/女/25歳)

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