- 気づき9 -

地道が近道


私は大学に入って一人暮らしを始め、46キロから40キロにやせ、過食症になり15キロリバウンドしました。食べている時は自分で自分が止められず、食べ物のことしか頭にありません。

過食に陥る原因は人それぞれだと思いますが、共通しているのは痩せたいという強い願望と、完璧に痩せていないと自分を受け入れてもらえないという自信のなさだと思います。でも周りは自分が思う程、太っているとか痩せているとかで判断する訳ではないのです。

その事に気づけた今、私はゆっくりと過食から抜け出しつつあります。急いで結果を求めて無理をすると後で必ずストレスが爆発します。ゆっくりと遠回りでも、立ち止まる時があっても、たまに過食もするけどあきらめず一歩ずつ進んでいこうと思います。

(純/女/21歳)

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後悔の日々


私は大学生になってからダイエットを始めた。私はコンプレックスの塊。周りの人と比べて痩せることでしか自信を持てなかった。周りはかわいくてモテる子ばかり。顔では勝てないから痩せていることで自信を持ちたかった。

気がつくと36キロになっていた。食べることが恐かった。水分をとることすらも恐かった。一日に何回も体重をはかった。家族は気持ち悪いから太れと言った。私はさらに痩せたくてしょうがなかった。いつも体重ばかりを気にして、痩せている人を見ては嫉妬していた。

でも鏡を見てあるとき気づいた。骨張った体は美しくもなんともない、こんな体に魅力なんてある訳ないと。そして1ヵ月で3キロ太った。今また痩せなきゃという気持ちでいっぱいだ。痩せる=キレイではないと分かっているが、今の私はキレイになりたいのではなく痩せたいのだ。痩せていること以外で自分に自信を持ちたい。自分を認めてあげたい。そうすれば対人恐怖症も治る気がする。

(洗濯板/女/21歳)

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魅力的な女性に


私は19歳の頃から過食が始まり、今年で9年目です。最初の頃は毎日のように過食し、自分で自分を責める日々が続いていました。しかし今ではそんな自分も認めてあげられるようになり、だいぶ気持ちが楽になりました。

今でこそ考えは変わりましたが、私は10代の頃はキレイなモデルさんに憧れて、ぜったいに痩せて彼氏を夢中にさせてみせると外見にばかり執着していました。そのやせたい気持ちが募るほど、食への思いも倍増するのです。

しかしある時私の中で価値観が変わったのです。もっと物事を広い視野で見ようと。簡単なようで難しいのですが、頭の切りかえです。今は生きにくい世の中ですが、反対に情報に流されず自分なりの真の価値観を見つけられるいい機会だとも思います。

(てん/女/27歳)

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心の幸せ


過食や拒食症って、今の生活に心が満足してないから、かわりに食べることや痩せることで心を満足させるんだ。

弱いからでもなんでもない。自分が悪いだなんて思わなくていい。ただ心の渇きを埋めようとしているだけ。だから止めたいなら心を満足させる生活をすればいい。

愛が与えられるのを待つんじゃなくて、自分がまず愛さなきゃ!それが他人じゃなく自分でも趣味でもなんでもいい。自分が生きる喜びを感じられることが大事なんだ。自分の心を大切にすれば、幸せはどこにでもあるんだ。

(つくしんぼ/女/21歳)

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いつになったら


痩せたら自信を持てると思いますか?目標体重になったら満足できますか?答えはNO。目標体重になったって満足ができず、自信も持てない。もっともっとと、ひたすらダイエット。

体重に捉われてるうちは無理みたい。頑張るべきなのはダイエットではなく心と相談することでした。

(つくしんぼ/女/21歳)

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自分のことを好き


小さい時からぽっちゃりな私。悲しい事に親からの遺伝と意思の弱い性格のせい。過食嘔吐歴は5年。

ウーロン茶を一日2リットル、ご飯はお茶碗1杯迄。このルールから始めてから肌もきれいになったし、体も軽くなった。いまではルールがどんどん増えてきたから大変だけど、毎日過食嘔吐だった私が今では月2回程度。

あせって過食嘔吐を直そうとしなくなったら、ずいぶん楽になった。ぽっちゃりしていても素敵な人はいるし、自分のことを好きでいる事が大事だと思う。

(銭エ/女/21歳)

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生きてるからこそ


私は何のためにこの世に生まれてきたのだろう。「食」に毎日を支配されて苦しむため?辛い・苦しい・悲しいという感情は、生きている人間だからこその感情。心の隙間を「食」で埋めている人は、これらの感情をどこに吐き出せばいいか分からない。

でも、楽しい・嬉しい・幸せという感情も生きていればこそ味わえるもの。だからみんな平等。どんな感情も自分の心が決めるもの。過食嘔吐歴5年。一時は159センチ36キロになり、脱水症状・貧血で入院も。現在は43キロまで回復。

しかし痩せたい願望は消えない。でも骨密度も増え、憎き体脂肪を燃やす筋肉も付いてきたから、体重が増えるのは当然。だから悲しい事ではない。自分の考え方次第ですべてが良くも悪くもなる。だったら良い方向に考え、自分をいじめないように大事にしたい。

(小豆/女/28歳)

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遅くない


私は去年から摂食障害で、多い日は1日に5回吐く。摂食障害になる前の私は身長166センチで76キロ。他人に「デブ」と言われた事がきっかけだった。それまで太ることなんか気にせず、体重を量るのは身体測定ぐらいだった。

約一年で47キロになった。綺麗になったねと言われる快感。こんなの初めてだった。だけどだんだん「顔色が悪いよ」「もっと太りな」と言われるようになった。写真で見た自分。痩せ過ぎて気持ち悪かった。そんなとき彼氏ができた。

ここ何ヶ月か、吐かない日もあった。それは太っていても、どんな私でも、家族も彼氏も愛してくれると分かったから。今は50キロでもっと痩せたいけれど、健康ほど幸せな事はない。どんなに太ってもみんな変わらず私を愛してくれる。誰も離れていかない。大丈夫、私は一人じゃない。

(愛/女/17歳)

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一人ではないから


私は今年で過食嘔吐を繰り返して4年目です。原因はダイエット。私は家族と親友に話しました。彼氏にも伝えてあります。過食嘔吐が原因で別れた事も幾度となくあります。

今過食嘔吐をしつつ思う事は、自分と言う範囲でしか自分自身をみていないから孤独を感じるのです。一人なのか、それが思い込みなのかは、自分を誰かに伝えて、自分を知ってもらう事から始まると思います。

過食嘔吐をしても私は幸せです。だから前に進んでいけます。

(ゆり/女/19歳)

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本当のプライド


私は心にトラウマや問題があって摂食障害になったわけではないです。ただ細くなってみんなからチヤホヤされたかったんです。でも世の中そんなにうまくはいかないもの。

チヤホヤの波が過ぎたら私はただのガリ。まわりの反応の変化の激しさにげんなりした。でも一番げんなりしたのは自分の執着心。食べ物に関して、他の女の子に対して、人との関わりに対して。

心で他人に汚い言葉を吐いたり、心で食べたいものをグチャグチャ食べるのを想像したり。こんな自分をみんな知らない。容姿をギラギラ飾っても心のガツガツした部分は飾れない。この見た目と内面の汚さのギャップに私自身嫌気がさした。摂食障害のおかげで自分のプライドの本当の意味を見出せた。

(ヨウコ/女/19歳)

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