願い
いまが一番のピークで、一日中食べ続け、一日中吐いています。食べているときは自分の欲求のみで、何も考えない幸せな時。そして吐いた後は絶望の時。
153センチ43キロの私は、最近やせたいことが一番の願いじゃないと大きな確信を得ました。私は私の居場所が欲しいんです、さみしいんです。
(ひろ/女/19歳)
過食について
ときどき今でもはいたりしますが、仕方ないとあきらめて、次からはしないように心がけています。吐いたり、下剤を飲んだりしてやせても、どこかに必ず歪(ひずみ)がきます。
今の自分を愛すること、本当の自分を愛してくれる人を探すこと、苦しみながらでもそうするうちに、本当の自分が認められ、本当の美しさを見つけられる気がします。私もまだまだなので頑張ります。
(ハート/女/26歳)
吐く理由
痩せたら、もっと明るくて、友達もいっぱいで・・・って。吐くことは、自分の価値を手っ取り早く上げてくれるものだった。やせたねーって言われることがすごく嬉しかったし、自信につながっていた。
でもそれが普通になったとき、自分の価値や魅力は本当はどこにあるのかなって考えるようになった。吐くことをやめるのは簡単じゃないけれど、いつかそれに替わるものが見つかればいいと思う。
(エツ/女/25歳)
吐くことの意義
体重が38キロになって入院した。周りからもやせすぎだよってさんざん言われ、太んなきゃって思った。頑張って普通に食べて45、46キロにした。でも食べたり吐いたりはなくならない。
これはきっと心の問題なんだと思う。私は何かに怒ってる。でも前よりは自分をいたわれるようになった。この胸の痛みは心の奥深くに眠らせたい。
(みき/女/17歳)
私だけじゃないんだよね
今までは「私だけつらい」と思ってました。でも苦しいのは、私だけじゃないんだよね。
時間はかかるけど必ず治る。だから今日からまたゆっくり「マイペース」でいきます。そしてそのうち、無理のない正しいダイエットで痩せてみせます。
(323/女/14歳)
わたしも
そこではじまった過食。キープすることを望んでいるのに、どんどんエスカレートする。もうデブでもいいやと思いながら、過食とトレーニングのくり返し。
いつ終わる?終わりはある?私にはわからない。美味しさもわからず、ただ食べる。助けて欲しい。でもわかった、私だけではなくたくさんの人が悩んでいることを。
(あい/女/39歳)
大丈夫です
ただ体重が激変したのを母に気づいてもらえ、そのときから自然と食事がとれるようになりました。体重も今では5キロもどって安定しており、いたって健康です。
私は親に気づいて欲しかったのかもしれません。自分一人ではなかなか解決できないことも、まわりの協力で乗り切れるはず。頑張ってください。
(りく/女/24歳)
一人じゃないんだ
私の周りは一変し、街中で声を掛けられ、そんな日々に優越感を覚えました。でも私はいま都会にも街中にもいません。引きこもりがちなのです。過食に走り、毎日毎日、食べ物のことで頭が一杯です。リバウンドで55キロまで増え、モデルも辞めさせられました。
今でも痩せたいという気持ちで一杯で毎日が不安です。けれど幸運にも家族と友人は、そんな私も私らしさだと言って、ありのまま愛してくれました。今の自分から目を背けず抱き締めてあげたいと思います。過去に捕らわれるのではなく、今の自分を受け入れて。
(いるか/女/18歳)
太っていても
今は過食で苦しんでいます。でも「太ってる=幸せ」にもなれると思うようになりました。太っていても彼氏はできるし、親や友達に見放されることもありません。
太っていてもおいしく食べていければ幸せだなって、今は思っています。
(ゆう/女/18歳)
それからの事
拒食の時はテスト前でも運動ばかりして、過食の時は太ったショックで半年間学校にいけませんでした。勉強するよりダイエットだったので、成績はどんどん下がり進学も危ういです。
そして私の経過をおもしろおかしく見ていたひとは進学が決まっています。くやしいです。みなさん、この病気で犠牲にしたものを考えてみて下さい。きっと普通の生活が一番幸せだと気づくから。
(限り並香/女/18歳)