心
だから馬鹿で情けないなことをしてるとは思うけど、心の底から過食嘔吐を治したいと思っていない私がいる。
私が治るには私自身の歪んだ心を治すしかないんだ。
(みなこ/女/19歳)
少し離れて
自分と向き合う時間が多くなったお陰で、今まで頑張りすぎた自分にやさしくしてあげる事ができました。何より周りの人達の大切さにも気付きました。
今の目標は、過食嘔吐の回数を減らす事と仕事をする事です。すごく当たり前の事なんだけど、ここまで考えれるようになってすごく嬉しいんです。
(ちっぷぅ/女/22歳)
決心
自分は空っぽだとずっと思っていたけど、苦しい記憶も含めたら、自分の中には空っぽどろか、収まりきらないほどの感情や記憶が混在している。嫌な記憶を無くしてしまおうとするのも、リセットする手段かもしれない。でもそれは気休めにしかならなくて、地獄を見るような目に遭った。だったらいっそのこと、嫌な記憶も感情も自分の一部にしてしまえばいい。
そうするには、この問題を解決する事が必要なんだと思う。きっと生きるってすごい大変な事なんだ。今更気付いた。私は今までなんで苦しいのと悩んでた。どうしたら楽になるのって。でももうそんな事に振り回されたりしない。これからは苦しみながら、どうしたら前に進めるかだけを考えて生きていく。苦しくて当然なんだから。
(糸もずく/女/22歳)
いつかきっと
親のことをありがたいと思えた。人に感謝できるようになった。健康ということが当たり前ではないとわかった。妹に優しくなれた。時間やお金など失ったものもあるけれど、それ以上に得たものはたくさんある。私はこの病気で不幸せだっと思っていました。でも今は私はこの病気だからって不幸せとは思わない。病気だからって不幸せじゃない。私は病気だけど幸せだと思えるようになりました。病気でも楽しい、嬉しいと思えるようになったから。
いつ治るかなんて分からないし、あと何年この病気とともに暮らしていくかも分からないけど、いつかきっと治ると信じて頑張っていきたいと思います。この病気を憎んだこともあるし、この病気になって青春なんてできなくて後悔もしました。でもこういう経験をしたから私は大きくなれていると思います。絶対この経験は無駄にはならない。お金では買えないものはあります。
(ゆかり/女/20歳)
痩せる=自分のすべてじゃない
そして過去の健康的な自分の写真姿を見て、今の私には持っていない目の輝きに気づき、過去の私を羨ましく思った。今42キロに体重が増え、太る怖さはまだあるけれど、前より吐く事は減った。自分の「質」を大切にしようと思った。
女の子はいつまでたっても綺麗でいたいもの。それは当然。けど、きっとどんなに痩せても魅力的な女性には勝てない。魅力的、それは笑顔を絶やさず、自分を信じ前を向き進んでいる人。自然とその人の周りには人が集まる。たとえポッチャリさんでも。みんな頑張りましょう!
(真澄/女/23歳)
他のことに対する不安から
何かにつけて「お腹でてる」とか言われるし。そんな生活を一蹴しようと、彼氏との別れを決めたときから、「ああ、これで新しい生活、新しい恋をして、幸せになるんだ」と思ったら、急に前向きにキレイになりたいと思うようになりました。
原因を探そうとしても見つからないけど、他の心配事や不安な事は、あなたの身近にありませんか?きっとつかえが取れて、治る日が来ます!
(遥/女/29歳)
早合点かもしれないけれど
色々な意見があると思いますが、私にはこの病気と上手く付き合っていくなんて無理です。今はこんなことしていたことを忘れたい。まだ喜ぶのは早いかもしれない。でももうきっとしません。この前突然思い出したことがあります。高校生の時、ご飯を食べたふりをして口の中にため込み、トイレに流していました。そんなことすっかり忘れていた。忘れていた自分に衝撃を受けました。
人は本能的に嫌な記憶を押し殺そうとするのでしょうか。とにかく大丈夫そうです。過食嘔吐を忘れることが最善の道だと思います。簡単に言うな!と言われるかもしれません。実際私もずっと食べ物のこと以外頭になかった。だからいつかきっと大丈夫になれます。
(カナ/女/21歳)
病気に勝つぞ!
しかし栄養失調で体力はなく、常にイライラして人間関係も苦になり家に引き込むようになり、しまいには食物を食べたら太るという強い思い込みが激しく拒食症になりました。
体重は154センチ37キロで親にはガリガリだから食べろと言われる毎日でした。私は4月から社会人になります。まだ普通に食べる事は恐いけどこんな病気に縛られるのは嫌なのでちゃんと食べます!私は太らなきゃダメなんです!
(なつみ/女/22歳)
よく分からないけれど
両親に心配され、地元の病院で診察を受けたり、親と泣きながら話し合ったりしました。そんな日が続いていくうちにものすごい食欲に襲われ、やめられなくなりました。過食するようになって体重が二ヶ月で十キロ以上増えました。
最近自分が求めているのは食べることではなく、その楽しそうな雰囲気ではないかと思うようになりました。ちゃんと両親や友達に恵まれているはずなのに、寂しさを感じ、過食してしまう自分が情けないです。
(桜鳥 縁/女/20歳)
治したい
そんな私の姿を見て両親が「温泉旅行に行こう」と言いました。私は分けも分からず同伴しました。そして温泉に入った瞬間、みんなの目線が突き刺さりました。幼児に「骸骨みたぁい」と言われ、オバサン達に小声で「骨と皮だね。」と言われ…。
母もかなり恥ずかしい思いをしたに違いありません。だけど自分は痩せているんだということを気付かせてくれた両親に感謝しています。
(てぃぁん/女/18歳)