やることがあれば
お腹が一杯にまで膨れ、後悔と共に吐いて、寝る。そんな毎日でした。吐くために口に突っ込む指の付け根にはタコができ、喉から血が出ることもありました。吐いていることを家族に知られるのが何よりも心配でした。
今はデザインの仕事をしています。食欲も普通です。時々家にいると無性に食べたくなるので、努めて外出します。155センチで55キロだったのが、50キロになりました。運動でもう少し引き締めるつもりでいます。
(もー/女/24歳)
花より団子、苦しみより過食
吐くことで体重が13キロ減ったものの、立っているのも辛い程の無気力状態です。朝と昼はしっかり食べるのですが、やはり夜になると過食をします。毎日2千円分のお金が無駄、吐いている間の時間も無駄。そしてまた吐かなくちゃという憂鬱感。
今日こそは吐かないと誓っても、結局はたくさん食べられることを選択してしまいます。このままだと今後の人生にも関わります。いま必死に食べたいと言う気持ちと戦っています。
(あんな/女/18歳)
初めまして
病院にもいくつか行きました。しかし自分の命のために必死な私たちとは裏腹に、多くの患者を処置するため、お医者様は適当に話を聞いた後、ワンパターンに抗鬱剤を投与するだけでした。私は自分が自分の治療者になる為に専門書を読むようになりました。
治ったと思った矢先に再発をしたので大きな絶望感も味わいました。でも、根絶するには自己管理しかないと明確に理解しました。今はセルフ・ヘルプマニュアルを実行中です。自暴自棄になることも多いですが、諦めずに少しずつ実行していきます。
(ゆうか/女/21歳)
一歩一歩確実に
そんな生活が2年近く続いて栄養失調になり、生理も止まりました。たんぱく質が足らぬので浮腫みも起こりました。しかし今では、過食をしても下剤を飲まず太って終わり・・・という感じです。
太ることにもっと恐怖感を抱くかと思っていましたが、「まあいいか」と思える自分がいて少しほっとしています。今は一番痩せていた時よりも6〜7キロ太りました。これから夏にむけて3キロほど落とそうと思っています。
(さえ/女/21歳)
笑顔
結果として15キロも増え、私はそんな状況を打破したくて考えました。なぜ芸能人の広末涼子さんは普通の女の子なのに魅力的なのかと・・・。私は彼女の笑顔の素敵さに気づきました。
私も笑顔でいることを意識的に真似しました。ほんの少しなのですが、気持ちの改善ができて普段の表情が明るくなりました。完治はしていないけれど過食は改善しつつあります。笑顔がきっかけです。
(さつき/女/22歳)
がんばりたいよ
一人暮らしのある時、食べ過ぎでトイレで吐きました。食べ過ぎた罪悪感が吐くことで流された気分になりました。吐いた罪悪感にさいなまれつつも、それ以後やめることができなくなりました。
コレステロールが上がり、手にタコができ、記憶力が悪くなるなど、体に影響が出始めました。家族と一緒に住むようになって、ばれそうになっても毎日吐いていました。
しかし私の仕事は栄養士で栄養指導をする立場です。我慢をして少しずつ頑張り、自分の生活にゆとりを持って過ごして行けるように今は努めています。
(なお/女/28歳)
危険ダイエット
いっぱい出ると嬉しかった。そして1ヶ月で5キロ痩せた。より早く痩せるために3食を全て吐いた。みるみる痩せたがまだ満足ができず、3ヶ月間吐き続けて12キロ痩せた。
しかしある時からいくら吐いても痩せなくなった。断食をしても痩せなかった。遂に我慢の限界に達した私はご飯を口にした。するとその美味しさに無我夢中になり今度は吐かなかった。
その結果、リバウンドと生理が8ヶ月間止まるという経験をして考えを改めた。今では間食を控えて縄跳びをするという健康的な痩せ方で、毎日を頑張っています。
(焼きみかん/女/18歳)
絶対に治る
でも私には行きたい大学も、したいこともありました。そして何よりも私を支えてくれる友達や家族がいました。完治はしていませんが、そのお陰で今はかなり太って、食べることへの意識も改善されてきました。
過食や拒食に悩んでる皆さん、絶対に治ります。頑張りましょう。
(はむはむ/女/18歳)
自信がなかったのかな
会社を辞めて、平日は親と土日は恋人と一緒にいます。今は反動で回りに食べ物があると吐き気やめまいがします。食事は味も満腹感も何もありません。自分に吐く暇を与えないように動き回る分、落ち着かなくてリラックスのできない毎日です。
でも私は負けません。周りには事情を理解して助けてくれる人がたくさんいます。安定剤、睡眠剤、意欲剤の力を借り、そしてとてもよいカウンセラーの先生にも巡り合えました。私は食べて吐くことでストレスを解消していたのです。気長に頑張ります。
(sari/女/26歳)
早く治りますように
けれどこの1年で、インターネットや音楽鑑賞といった夢中になれる趣味を見つけました。これらは私の一生の財産です。
毎日、一日でも早くこの病気が治るといいなと思っています。そして必ず治してみせると、いま私は思っています。
(AKI/女/17歳)