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★★★ Diet in 10 Seconds! ★★★

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栄 養

- 脂 質 -
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過剰摂取

お米などの炭水化物は太りやすいと敬遠されがちです。しかしこれを多く食すると、からだは代謝をあげて、活動を活発にし、エネルギーを消費する方向にはたらきはじめます。より注意したいのは脂質のほうです。これを多くとり過ぎると、さしたる努力もなく、スンナリと体脂肪に姿をかえてしまうのです。

魚の油

ひとつひとつの脂肪細胞がふくらむよりも、脂肪細胞の総数がふえることのほうが、やっかいな肥満です。EPA、DHAなどの魚の油は、脂肪細胞になる手前の組織にはたらきかけて、その成長を阻止してくれます。油と聞けばとまどってしまいますが、魚の油は意識してとりたいものです。

因果関係

この数十年、日本人の一日あたりの摂取カロリーにはあまり変化がありません。ただ目でみてわかるほどに、全体にしめる脂質の割合が増加しています。口からとった脂質が肥満のかたちで肉体にあらわれている、その因果関係はあきらかなようです。

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にくの種類

魚のナマの切り身は、あぶらの部分が半透明で液状になっています。それにくらべて牛や豚などの生肉では、あぶらが白く固形化しています。それらを食べれば、おなじことが私たちの血管の中などでもおこります。それが、魚をすすめられる理由のひとつになっています。

アブラの使いかた

食べものによって胃のなかにとどまる時間はことなります。お米やパンなら2〜3時間、お肉や油物なら5〜6時間ほどで胃を通過します。いっぱんに油は消化吸収をゆるやかにします。油を少しとって腹もちをよくすれば、空腹感のないダイエットがおこなえます。

クサリのながさ

カラダにたまる中性脂肪をつくる部品となるのが脂肪酸です。その脂肪酸にはいくつかの種類があり、構造上の鎖のながさがそれぞれちがいます。長い鎖をもつものは中性脂肪になりやすく、短い鎖はエネルギーとして消費されやすいのです。太らないとうたわれているダイット油には、この短い鎖のほうがつかわれています。

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量と質

カロリーのとりすぎは肥満をまねきます。しかし脂質をとりすぎることが、もっとも肥満にむすびつきます。それは糖質やタンパク質にくらべると、脂質は比較にならないほどすみやかに脂肪細胞にためこまれるからです。食事は量のみならず、質にも気をくばりたいです。

オリーブオイル

太りにくいといわれる油がオリーブオイルです。ホルモンのインスリンは血糖を細胞にとりこむ大切なはたらきをします。しかし同時に体脂肪もためこんでしまいます。そのインスリンの効きめをオリーブオイルが高めてくれます。するとわずかの分泌量でもこと足りるようになり、体脂肪化もおさえられるのです。

食べすぎの種類

食べすぎにもいろいろあります。もし糖質を食べすぎたのなら、からだは代謝をあげて、エネルギーをムダ使いして消費にはげみます。しかし脂質を食べすぎた場合にはそのような努力はなく、大半が体脂肪のかたちでスンナリとためこまれてしまいます。脂質のとりすぎにはとくに注意がひつようです。

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じつは働きもの

嫌われもののコレステロールは、じつは働きものです。血管の壁をつよくしたり、赤血球を保護したり、また女性ホルモンの材料にもなったりします。一日に必要な量の2/3が肝臓でつくられて、残りの1/3が食事からとられます。極端に食事からとる分量を制限すると、逆に肝臓で過剰につくられてしまいます。

魚の油

魚にふくまれる油には、体脂肪がたまるのをおさえる、体脂肪をぶんかいする、ぶんかいされた脂肪酸をもやす、脂肪細胞がふえるのを防ぐ、そのような数多くのはたらきがあります。油といってさけてばかりいては、損をしてしまいます。

魚のあぶら

肉の脂肪は、からだのなかで血栓の原因となることがあります。逆に魚の脂肪であるEPAやDHAは、その血栓をふせぐはたらきをもっています。しかし日本では1970年代ごろより肉と魚の消費量が逆転して、魚ばなれがすすんでいます。もうすこし魚のもつ力を見直したいですね。

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バランスこそ

私たちが口にする脂肪は、いろいろな脂肪酸からつくられています。そして種類ごとにさまざまな生理反応を、カラダにひきおこします。脳を刺激して満腹をかんじさせたり、インスリンの分泌をおさえたり、そして体脂肪をためこんだりします。すべての脂肪をきらうのではなく、いかにバランスよくとるのかが大切です。

あぶらのチカラ

私たちはしばしば食事からすべての脂肪をカットしたくなります。しかし共役リノール酸などは、いまある体脂肪をへらし、あらたな体脂肪をたまりにくくしてくれます。また魚の油には中性脂肪をへらす力があり、フィッシュオイルとしてサプリメントにもなっています。すべての脂肪をカットすることは、じつは大変なソンをすることです。

体温と脂肪

魚の体温は人間より低いです。牛や豚の体温は人間より高いです。したがってそれらの脂肪を私たちが食 べると、体内で魚の油はとけて液状に、牛や豚の油はかたまって固形になります。おおざっぱですが、脂 肪の種類と健康との関係が感覚的につかめます。

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